戸塚優斗はメダルならず 不完全燃焼「あぁ…」力を発揮しきれず

 3回目の演技を失敗し、悔しがる戸塚優斗(撮影・高部洋祐)
 エアを決める戸塚優斗(撮影・高部洋祐)
エアを決める戸塚優斗(共同)
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 「北京五輪・スノーボード男子ハーフパイプ・決勝」(11日、雲頂スノーパーク)

 日本代表・戸塚優斗(20)は不完全燃焼に終わり、メダルに届かなかった。

 決勝の1回目、2回目はともに着地の乱れが響いて62・00、69・75と得点を伸ばせず。逆転を目指して3回目に臨んだが、またも着地で手をついて「あぁ…」と途中で試技を断念。26・50だった。

 世界選手権を制覇し、平野歩夢とともに金メダル候補として期待された。大会前は、「まずは滑りきることを目標に、自分の滑りをして、表彰台、金メダルを取れればうれしい」と静かに意気込んでいた。

 4年前の平昌五輪では決勝で激しく転倒し、途中棄権。恐怖心と戦いながら、4年間成長を続けてきた。今大会は予選を6位で通過。決勝へ向けて「周りが盛り上がる滑りだったり、自分が納得いく滑りができればうれしい」と集中力を高めていた。

 ◆戸塚優斗(とつか・ゆうと)2001年9月27日、横浜市出身。3歳からスノーボードを始め、小学3年からハーフパイプに取り組む。2017年に全日本選手権優勝。18年平昌五輪11位。17-18年、18-19年W杯種目別総合優勝。21年2月は冬季Xゲーム、世界選手権を制覇。神奈川・光明学園相模原高卒。ヨネックス所属。169センチ、64キロ。

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