渡部暁斗 前半ジャンプ首位 悲願の金へ後半距離に臨む“ライバル”に24秒差つける

LHで力強く跳躍する渡部暁斗=平昌(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・スキー複合個人ラージヒル」(20日、アルペンシア・ジャンプセンター、アルペンシア距離センター)

 複合個人ノーマルヒルで2大会連続銀メダルの渡部暁斗(北野建設)が134メートルを飛んで、138・9点を獲得し、前半ジャンプでトップに立った。

 首位で後半の距離を迎えることになった渡部暁は「ここにきて一番いいジャンプだと思います。内容に関しては満足しています」と笑顔をのぞかせた。

 渡部暁のライバルである個人ノーマルヒル金のエリック・フレンツェル(ドイツ)は132・9点(136・5メートル)で4位。24秒差を付けたが、5、6位にもドイツ勢が入る展開に、渡部暁は「これはかなり厳しい戦いになる。彼らは共闘してくるので、簡単には逃げ切れない。可能な限り、全力を尽くして追いつかれるまでは逃げたいと思います。追いつかれたらそこから考えます。ノーマルヒルのときよりは積極的にレースしたいと思います」と後半の距離に向けて意欲を語った。

 日本勢はほかにノーマルヒル12位の渡部善斗(北野建設)、同14位の永井秀昭(岐阜日野自動車)、山元豪(ダイチ)が出場。山元は124・5(127・5メートル)で58秒差の8位。永井は13位、渡部善は20位となった。

 得点差をタイム差に換算し、後半の距離(10キロ)に臨む。

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