葛西紀明21位「2回目も失敗」と渋い表情 踏み切りに課題

 「平昌五輪・スキージャンプ男子ノーマルヒル・決勝」(10日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 8回連続の五輪となった“レジェンド”葛西紀明(45)=土屋ホーム=は1回目104・5メートル、2回目99・0メートルで213・3ポイントの21位に終わった。1回目を失敗と語っていた葛西は「2回目も失敗しました」とやや渋い表情で振り返った。

 風の強さ、向きがめまぐるしく変わる展開の中、葛西としては自身の思うジャンプをできなかった。「テイクオフのところですね。まだ安定していないというところで不安な部分もあって、なかなかかみ合わないところがあると思います」と踏切に不満が残るとした。

 ラージヒル、団体戦へと続く今後へ「アプローチも乗れてきてスピードも出るようになってきましたし、力の使い方、方向性もいいので、うまく固まってくれば、いいジャンプどんどん出ると思います」と熱く語った。 日本勢の最上位は1回目、2回目ともに108メートルを飛んだ小林陵侑(21)=土屋ホーム=で、合計240・8ポイントとし、7位入賞を果たした。優勝はアンドレアス・ウェリンガー(ドイツ)で1回目の104・5メートルから、2回目で113・5メートルを飛び259・3ポイントだった。

 伊東大貴(32)=雪印メグミルク=は214・7ポイント(103・0メートル、102・0メートル)で20位だった。小林陵侑の兄・潤志郎(26)=雪印メグミルク=が風に恵まれず、1回目31位となり2回目に進めなかった。

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