井上監督男泣き ロンドン五輪「金」ゼロから4年…柔道男子完全復活

 「リオ五輪・柔道・男子100キロ超級・決勝」(12日、カリオカアリーナ)

 初の金メダルゼロに終わった12年ロンドン五輪の惨敗から4年。柔道男子は今大会、64年東京五輪(当時は4階級)以来となる全階級でのメダルを獲得し、お家芸の完全復活を印象づけた。

 ロンドン五輪後の秋に就任した井上康生監督は「大きな歴史に名を刻んだ7人になったのではないか。誇りに思う」と肩を震わせて男泣きした。就任後は選手間の競争をあおり、また所属先との連携を深めるなど改革の旗手となった。「(コーチだった)4年前は力不足で涙したことを昨日のことのように覚えている。最高の仲間と精いっぱい戦えたことは幸せだった」と振り返った。

 女子も合わせてメダル12個は過去最多。全柔連の山下泰裕強化委員長(59)は「日本柔道が完全に復活したと世界がそう見てると思う。亡くなった斉藤(仁)前強化委員長、井上監督、ともに頑張ったコーチや所属のコーチ、みんなが頑張った」とねぎらった。

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