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阪神青柳が継承サブマリン系譜

仮契約で、目標とする小林繁氏の写真を手にする阪神ドラフト5位の帝京大・青柳
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 阪神からドラフト5位で指名を受けた青柳晃洋投手(21)=帝京大。川崎工科から帝京大に入学。首都大学リーグ通算15勝で、15年秋季リーグではベストナインに輝いた。そんな青柳の投球フォームは、本人いわく「下手気味のサイドスロー」。俗に言う“サブマリン”だ。

 「虎のサブマリン」と言えば、虎党の方々にとって真っ先に思いつくのは小林繁だろう。巨人・江川卓をめぐる「空白の一日」に巻き込まれ、巨人から阪神にトレード移籍。通算11シーズンで139勝を挙げ、最多勝1回、沢村賞を2回獲得。切れ味鋭いスライダーやシンカーで白星を積み重ねた。日本ハムの投手コーチを務めていた2010年1月に57歳の若さで急逝した。

 そんな小林繁を、青柳は憧れの選手としている。

 「あれだけ勝てるようなピッチャーになりたいです。1年でも1試合でも多く試合に出たいです」

 記者は1991年生まれの24歳。当然のことだが、83年に現役を引退した小林繁のプレーはリアルタイムで見たことがない。失礼な話とは理解しつつも、あまりピンと来ないのが実際のところだ。

 虎の横手投げといえば葛西稔(現スカウト)や伊藤敦規(現トレーニングコーチ)を思い出す。両氏には記者が野球を見はじめた90年代~00年代前半、いわゆる“暗黒時代”に、黙々と投げていた印象が強い。

 11月、リハビリ組の視察で鳴尾浜球場に訪れた伊藤トレーニングコーチと話す機会があった。「僕は上から(投げていたか)か、横からか分かんないよ」と謙遜しながらも、青柳については「これから、これから(見る)」と先を見据えていた。

 古くは若林忠志や上田二郎。小林繁、葛西稔、そして伊藤敦規。猛虎80年の歴史にはサブマリンの系譜が脈々とつながっている。そんな伝統を21歳の若者・青柳が継承していく。(デイリースポーツ・山本祐大)

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