藤浪が3年連続100投球回到達
「DeNA1-8阪神」(5日、横浜)
阪神の藤浪が8回4安打1失点、12奪三振の好投で7勝目を挙げた。二回に連続四球などでピンチをつくり、倉本の適時打で1点を失ったが、その後は追加点を許さなかった。六回1死二、三塁のピンチでは、バルディリス、倉本を連続三振に斬った。
藤浪は初回に今季100投球回に到達。3年連続100投球回を記録した。高卒1年目から3年連続100投球回は、2009年・田中将大(楽天・07~13年=7年連続)以来。球団では1969年・江夏豊(1967~75年=9年連続)以来となった。
また、今季の2桁奪三振は6月3日・ロッテ戦(甲子園)以来5回目。14年の5回に並ぶシーズン自己最多タイとなった。今季通算115奪三振となり、日本ハム・大谷を抜いて12球団トップとなった。
この日は投打にわたって活躍した。二回の打席ではDeNA先発・三浦に対し、2死二塁から「狙っていた球種(スライダー)がたまたま来た。たまたまバットに当たって、うまく飛んでくれた」(藤浪)と左中間を破る先制二塁打。バットでも勝利に貢献した。
雨が降る中での投球となったが「下がぬかるんだりしていたので、ケガをしないようにというのと、何とか粘り強く投げようと思ってマウンドに上がりました」と藤浪。奪三振については「タイトルとしてあるんで、頑張りたいとは思うんですけど、そんなにこだわりはないです」と話していた。