先勝の和田監督「私自身は緊張した」

ファンの声援に両手を挙げる阪神・和田豊監督=甲子園(撮影・棚橋慶太)
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 「セCS第1S第1戦、阪神1‐0広島」(11日、甲子園)

 阪神が最少得点を守りきり、5度目のクライマックス・シリーズ(CS)で初めて先勝。2008年からのCS連敗を5で止めた。

 六回に福留が広島・前田からバックスクリーンへ決勝弾。勝利投手のメッセンジャーは8回4安打無失点。九回は呉昇桓がロサリオ、エルドレッド、松山の中軸を3者連続空振り三振に仕留めた。

 和田監督は試合後、「選手たちにはビッグゲームを楽しんで来いと送り出したが、私自身は変に緊張した面があった。メッセンジャーだけでなく、チームが集中して気合の入ったゲームだった。(福留は)9月以降、非常に状態が良かったが、こういう接戦は孝介(福留)が決めることが多かったので、今日も出るかなとベンチで見ていた。すばらしい一発でした」と振り返った。

 また、この日1番に西岡を先発で起用した和田監督は「剛(西岡)の持ってる雰囲気、オーラが初回から出ていた。今日はヒットが出なかったが、明日はやってくれるでしょう」と期待した。

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