宇良が負けなし6連勝、連続Vへ前進
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関学大から初めて大相撲入りした東序二段10枚目の宇良(木瀬部屋)が23日、愛知県体育館で行われている大相撲名古屋場所12日目で津軽海(玉ノ井部屋)を押し倒しで破り6連勝。5月の夏場所での序ノ口優勝に続く連続Vへ大きく前進した。
低い立ち合いからお互いに頭をつけ合う体勢になったが、ここで抜群の勝負勘が発揮された。左からいなして相手のバランスを崩すと、土俵際で向き直ろうとしたところを豪快に押し倒して土俵外へ吹っ飛ばした。
「最後は流れの中でいけた。体がよく動いていたと思います」とホッとした表情。さすがに終盤戦を迎えて疲れがあるというが、「残り一番なんで、最後も頑張ります」と2場所連続の7戦全勝へ意欲をのぞかせた。
12日目を終わって序二段の全勝は宇良、元学生横綱の大輝(八角部屋)、西園寺(式秀部屋)の3人となった。今場所も優勝を手にすることができるか。変幻自在の業師から目が離せない。