アギーレ監督を解任 大仁会長「残念」

解任されたサッカー日本代表のアギーレ監督
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 日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は3日、都内の同協会で会見を開き、ハビエル・アギーレ日本代表監督(56)の解任を発表した。大仁会長は「我々としては大変残念な結果となった。私共が一番考えなくてはいけないのは、日本代表チームへの影響です」と話した。

 3日、午後2時に大仁会長がアギーレ氏本人に解任を伝えたという。会見には同協会の三好豊法務委員長も同席した。

 アギーレ監督はスペイン1部リーグ・サラゴサ監督時代の2011年5月に、1部残留をかけたレバンテ戦で八百長に関わった疑惑が持たれていた。

 スペインの複数メディアではこの日までに、同国の検察局が提出した告訴状をバレンシア地方の裁判所が受理したと報道。また、地元紙アス(電子版)は2日、事情聴取が今月25日から始まると報じた。アギーレ監督を含めて当時の選手、スタッフら40人超が告訴されているという。

 大仁会長によれば、八百長についての告発が受理された事実が確認されたことが解任の理由。同会長は「手腕を高く評価しており、告発が受理されないことを願っていた。我々の使命はロシアW杯への出場。その予選が6月から始まる。これから捜査が始まり、起訴され、裁判が始まる可能性がある。我々としてはそういう影響ができるだけでないように、リスクを排除する必要があると考えた」と、説明した。

 また、大仁会長はアギーレ監督の後任について「3月の試合に間に合わせたいと思うが、それに合わせて(人選を)このへんにということはしない」と話した。

 さらに解任に当たって、アギーレ監督に対する違約金について同会長は「条件については合意しています。内容は守秘義務があるので明かせませんが、違約金という形ではない」と話した。

 アギーレ監督は書面で「日本で仕事ができたことはとても幸せでした。日本のサポーターの皆様の応援に感謝しています。日本代表チームの将来に幸運を祈っています」と、コメントした。

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