3冠王者・宮原V3 挑戦者に秋山指名

 ベルトを防衛した宮原健斗=後楽園ホール
3枚

 「プロレス・全日本」(15日、後楽園ホール)

 3冠ヘビー級王者の宮原健斗がK-DOJOの真霜拳號の挑戦を退けて3度目の防衛に成功し、次期挑戦者に秋山準を指名した。

 宮原はタックルをかわされて鉄柱に右腕をぶつけてダメージを負い、その右腕に重い打撃と関節技を得意とする真霜の集中攻撃を受けて苦戦。それでも痛みをこらえて得意のヒザ蹴りなどで反撃し、最後は必殺のシャットダウン式原爆固めで爆殺した。

 チャンピオンカーニバルで敗れた関本と引き分けた真霜を相手に防衛した宮原は、リング上で「あと1人、悔しい思いをした人間がいる。秋山準さん、聞こえたら出てきてもらえますか」と、もう1人の宮原を破った相手の秋山を呼び出すと、「言いたいことはただ一つ、秋山準さん、この3冠ベルト、勝負しませんか」と次期挑戦者に指名。

 これに対し、秋山は「健斗、お前、いいチャンピオンになったよ」と宮原の成長をほめつつも、「だけどな、オレはお前に勝ってるんだ。オレはお前には負けない。もう一度ナイフを研いで、お前の前に立つから、やろう」とその場で受諾した。

 宮原はインタビューでは「相手も3冠に挑戦するぐらい強いし、なめた気持ちはなかった。でも最後は危なかった。焦った」と、真霜を撃退して安どの表情。さらに、「次、あの感じだと秋山準に決定でしょう。いつかは分からないけど。スーツ姿で秋山準を大先生と呼んだ3年前から、リング上に呼び込む立場も何もかも変わって、やっぱりプロレスって夢があるなと、ふとそう思った。もっとその夢を広げるためにこのベルトは必要だし、オレが先頭に立って、もっと3冠王者として全日本プロレスを上に持っていきたいと思います」と、ダイヤモンドリングを離脱して秋山に宣戦布告した時を思い出しながら、さらなる高みを見据えた。

 また、世界タッグ選手権は大日本の関本大介、岡林裕二組が王者のゼウス、ボディガー組を下し、初めて王座を奪取。アジアタッグ王座に続いて王座が他団体に流出した。

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