LEONA 父・藤波らと組み初勝利
一昨年11月にデビューした藤波辰爾(61)の長男・LEONA(21)が12日のレジェンド・後楽園ホール大会で初勝利をあげた。
藤波、金本浩二とトリオを結成し、NOSAWA論外&MAZADA&FUJITAと対戦したLEONAは、論外から逆さ押さえ込みでスリーカウントを奪った。念願の白星を手にしたLEONAは、喜びのあまりジェントル高久レフェリーに抱きついた。その後、カットに入らず、試合を任せてくれた金本、父とがっちり握手した。
デビューから1年2カ月、15年初戦を最高の形で滑り出したLEONAは「(勝った瞬間は)何が起きたか分からなかった。プロレスラーになって、一番努力しないといけないことが勝つということ。やっと一つ達成できた。いろいろなサポートのおかげで、きょうならパートナーの藤波さん、金本さんに助けられた」と感謝した。
立教大法学部に在籍しながらリングに上がる21歳は、今年の目標を聞かれると「1つでも多く勝つこと」と即答。「どんなにトレーニングが苦しくても、体にダメージがあっても乗り越えて、どんな時代にも誇れるレスラーになりたい」と付け加えた。
“歴史的1勝”を間近で見た藤波は「我々は負けて当たり前だと(介入しなかった)。どれだけ底力があるか見ていた」とコメントし、息子の成長に目を細めていた。