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天笠 リゴンドーに11回TKO負け

11回、2回、ギジェルモ・リゴンドーに攻められる天笠尚㊧ ※※ =ボディメーカーコロシアム
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 「WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 ボクシングダブル世界戦のメーンイベントでWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、挑戦者でWBA同級10位、WBO同級6位の天笠尚(29)=山上=は統一王者のギジェルモ・リゴンドー(34)=キューバ=に11回終了TKOで敗れた。世界初挑戦の天笠は本来のフェザー級から1階級下げて最強王者に挑んだが、圧倒的不利の予想の中、ダウンを奪う、気持ちの入ったファイトを見せた。

 7回終盤、圧倒的技術差を見せつけていたリゴンドーが余裕を持って右に回り込む。そこに天笠の右ストレートがさく裂した。鉄壁の防御技術を誇る王者がキャンバスに倒れ込む信じられないシーンが生じた。再開後、天笠が左フックを決めると王者はたまらずクリンチ。再び倒れたが、このラウンドはゴングに救われた。

 試合決定から「勝算は3%。相打ちしかない」と悲壮な決意で臨んだ天笠渾身の一撃に、最強王者をあと一歩のところまで追い詰めた。

 反撃に出たリゴンドーは10回に左ストレートでダウンを奪い返す。左ほほ、右目が腫れ試合は11回終了時にストップ。しかし天笠の勇気に会場の拍手は止まらなかった。

 リゴンドーはシドニー、アテネで五輪2連覇後、2009年に米国に亡命。プロ転向後は7戦目でWBA世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得すると、ノニト・ドネア(米国)との統一戦を制し、現在は米国で対戦相手が現れないほどの世界トップクラスの王者。東洋太平洋フェザー級王者でもある天笠は1階級落として“最強王者”への挑戦に名乗りを挙げたが、ベルトには届かなかった。

 リゴンドーの通算戦績は15戦15勝(10KO)。天笠は35戦28勝(19KO)5敗2分け。

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