曙 体調不良を訴え緊急入院

 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・曙(44)が22日、体調不良を訴え、都内の病院に緊急入院したことが分かった。全日本によると、自身で病院に行ったところ、そのまま入院となったという。

 出場中のチャンピオン・カーニバルは23日の後楽園ホール大会以降、最終戦(27日・大阪)まで欠場する。復帰時期は未定。曙は肺炎のため、3月21日に入院し、4月9日に退院したばかりだった。出場中の‐カーニバルは3連勝でAブロック首位の6点をマークしていたが、残り2試合(対諏訪魔、対大森隆男)は不戦敗となり、悲願の初優勝は消滅した。

 曙は4月12日・横浜大会のタッグ戦で復帰。勝利したものの、試合中に息苦しそうにする場面もあり「体は大丈夫だけど、まだ全然ついていけてない」と不安を見せていた。その後も万全ではないながら、東北地方を回って、試合を続けていた。

 前回の入院について元横綱は、疲労や寝不足などで体調が悪化したことが原因としていた。3月後半の入院直前は呼吸が苦しく、体に水がたまっていたといい、「皮膚が破けそうな感じだった。点滴で水を尿として排出し、2日間で14キロ出した日もあった。投薬治療は続ける」と話していた。

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