【ダービー】ワンアンドオンリーV

イスラボニータをかわし第81回ダービーを制したワンアンドオンリー=東京競馬場(撮影・田村亮介)
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 「日本ダービー・G1」(1日・東京)

 ついに悲願がかなった。後方から運んだ1冠目の皐月賞(4着)とは打って変わって、好位を追走した3番人気のワンアンドオンリーが直線でしぶとく末脚を伸ばし、先に抜け出しを図った1番人気のイスラボニータの必死の抵抗を退けて2分24秒6のタイムでV。定年まであと2年、これまでダービーで2着4回の橋口弘次郎調教師が初制覇を飾った。

 大逃げを打ったエキマエが3、4コーナー中間で競走を中止し、トーセンスターダムが押し出されて先頭に立った最後の直線、好位からギリギリまで追いだしを待っていたイスラボニータが先頭に立つ。だが、その直後で満を持していたワンアンドオンリーが外から馬体を合わせて伸びる。差し返しを図るイスラボニータを4分の3馬身差で抑え込み、3歳No.1に輝いた。

 09年ロジユニヴァース以来、競馬の祭典2勝目となった横山典弘騎手は「うれしいですね。ホント、(橋口)先生にはお世話になっているので“頑張るしかない”と思っていました」と会心の笑み。また橋口調教師は「泣いていいかな。ついにやりました。舞い上がってしまって、地に足がつきません」と、勝利の味をかみしめた。

 イスラボニータの蛯名正義騎手は22度目の挑戦で初Vを目指したが、ダービージョッキーの称号には今年も手が届かなかった。3着には12番人気のマイネルフロストが健闘。2番人気のトゥザワールドは5着、またトーセンスターダムは直線で内ラチに大きく接触し16着に敗れた。

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