ボブ・ディラン、世界ツアーをスタート
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米歌手のボブ・ディラン(74)が4日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで世界ツアーをスタートさせた。5月発売の新アルバム「フォールン・エンジェルズ」のプロモーションの一環で、ディランの来日公演は2014年以来2年ぶり通算8度目。日本での劇場(ホール)公演は実に15年ぶりとなる。
ディランは2部構成のライブをアカデミー賞主題歌賞の受賞曲「シングス・ハヴ・チェンジド」でスタートさせ、前半をMCなしで「ブルーにこんがらがって」まで50分間休みなしで歌い続けた。休憩前に日本語で「ありがとう」と手をあげてあいさすると、“世界のレジェンド”からのサプライズに2000人のファンからどよめきが起こった。
ディランは後半も約1時間歌い続け、独特のハスキーボイスは年齢を感じさせない伸びでファンを魅了。アンコールの名曲「風に吹かれて」を含め計21曲をファンに贈った。
来日公演はこの日を皮切りに21、22日の追加公演を含め同所で9公演。仙台、大阪、名古屋、横浜と合わせ5都市で16公演が行われる。