あさが来た クランクアップ 波瑠が涙

 女優・波瑠がヒロイン役を務める、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」が5日、大阪市の同局スタジオで全ての収録を完了し、クランクアップした。

 昨年5月から連日深夜まで収録が続き、最終収録は異例の非公開となった。収録が終わり、会見場に現れた波瑠はくす玉を割り、大拍手が起こると「鼻水がたれます」と涙ぐんだ。「最後のシーンは泣いていたんですが、撮影が終わると込み上げてきて涙が…」と感無量の表情。

 長丁場の撮影を振り返って、「こんなにたくさんのセリフと格闘したことはなかった。毎日が戦いでした」と振り返った。東京出身の波瑠にとって全編大阪弁は難しかったようで、「方言はすぐにできると思っていたけど、難しくて最後まで先生に付いていただいたことがびっくりぽんです」とドラマで使われ、はやった言葉を披露して笑いを誘った。

 視聴率は今世紀最高ペース。波瑠は「毎日、皆さんに楽しんでもらうためにいいシーンを撮ることが唯一の方法だった。収録が終わってしまってそれもできなくなります」と残念そうに述べた後、「これからも身近な人に呼びかけていきたい」と前向きに語った。

 NHKによると、視聴率が絶好調の同ドラマは2月27日(第21週)までの期間平均視聴率が23・4%をマークしており、この水準をキープすれば今世紀(2001年以降)の朝ドラで最高記録となる。現在、今世紀の期間平均最高は02年「さくら」の23・3%。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

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