世界女王吉松育美 全面謝罪&発言撤回

 12年のミス・インターナショナル世界大会で日本人初の優勝を果たしたタレント・吉松育美(28)が、大手芸能プロの幹部A氏から脅迫やストーカー被害を受けていたなどとして、威力業務妨害などで訴えた訴訟について、吉松側が全面的に発言を撤回し、謝罪する形で今月上旬に和解していたことが16日、分かった。吉松はブログにA氏に対する謝罪文を掲載している。

 A氏側は吉松側を相手どり、名誉毀損で“反訴”していた。

 吉松は13年12月、自身のブログやFacebookで(1)A氏から暴行を受けた (2)業務を妨害された (3)家族を脅迫された (4)A氏が週刊誌に私を誹謗中傷する内容の記事を掲載させた (5)A氏がフリーアナウンサーの自殺に関与した…などの記事を掲載(※現在は削除)。

 13年12月16日には外国人特派員協会で記者会見し、A氏によるセクハラ、パワハラ、脅迫、ストーカー行為を訴えていた。会見の内容はユーチューブ上でも「The Dark side of Japan’s entertainment Industry」(日本の芸能界の闇)のタイトルで動画がアップされている。

 CBSラジオでは「A氏は過去に何人も女性を殺しまた自殺に追いやったそうです」とも発言していたが、ブログでは会見、SNSでの記事も含め、「これらの記事および発言は全て撤回し、これらの記事及び発言については自分に非があることを認めます」と被害を訴えていた発言を撤回。「これらの記事及び発言によってA氏の名誉を棄損し多大なご迷惑をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます」と全面的に謝罪した。

 今月の10日付けのブログでは和解を報告している。ブログのコメント欄は謝罪文が掲載された12日に閉鎖された。

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