「真田丸」武田勝頼役の平に賛辞殺到

 10日にスタートした俳優・堺雅人主演のNHK大河ドラマ「真田丸」の初回視聴率が19・9%で好発進したことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1回「船出」では、武田信玄の急死から9年後、滅亡前夜の武田家の混乱が描かれた中、俳優・平岳大演じる武田勝頼の悲哀に満ちた好演が話題に。ツイッターには放送後から「初回MVP」「勝頼泣けた」「格好よすぎる」など1万6000件を超える賞賛の投稿が相次いでいる。

 武田勝頼はこれまで歴史ドラマなどで、偉大な父信玄の築いた隆盛を継承できなかった人物として、評価の低い描かれ方が多かった。また他武将を主人公にした作品では、織田・徳川軍に大敗した長篠合戦後の滅亡までが詳細に描かれることも少なかった。

 一方「真田丸」では、勝頼が家臣の離反や裏切りを静かに受け止めながら、最後まで武田家を支えようとした真田家に生き延びるための道筋をつけるなど、やさしく、品格の高い人物として描かれた。

 自身は最後まで当主として気高く生きる道を選びながらも「もし父がいれば…そうだな、こんなことにはならないか…」と寂しそうにつぶやくシーンも。

 これにネット上では「こんな勝頼の描き方は良い」「この勝頼はすばらしい」と脚本に賛辞をおくる感想が相次いでいる。また決して多弁ではなく、哀愁を背中で演じる平岳大の好演に「悲しすぎて直視できない」「泣けた」「勝頼様、滅びないで」と賞賛の声が相次ぎ、次回には滅亡を迎える悲運の登場人物が人気となっている。

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