鎧塚氏 なお美さんの高額民間療法言及

 胆管がんのため9月24日に亡くなった女優の川島なお美さんが最後の1年間、医学的な治療を受けず高額な民間医療に頼っていたことについて15日、夫のパティシエ・鎧塚俊彦氏がフェイスブックで、死を控えた川島さんと自分の当時の思いを明かした。

 フェイスブックには、8日に発売された川島さんの著書「カーテンコール」(一部鎧塚氏が執筆)についての感想が寄せられ、その中で川島さん夫妻が頼った「民間療法」への批判的な言及も多かったようだ。

 これに対して鎧塚さんは、「この度の女房の癌がかなり進行している状況において様々な医師を訪ね歩いた中で両極端な医師の見解について…」と医師、民間療法師から言われた対照的な言葉を紹介した。

 まず、「とある大病院の医師による『どうみても負け戦です。後はどう敗戦処理を考えるかだけです』という人間味の全くない冷たい見解」と、配慮のない医師の冷酷な宣告に傷付いたことを明かした。

 そして「ある民間医療の『必ず治りますから希望をもって諦めずに治癒をしましょう』と言って高額な治療を勧めてくる一見人間味溢れる医師」と、夫妻に勇気を与えてくれはしたが、高額請求にその金儲けの真意が表れていた療法師…。

 改めて2人を比べてみて、鎧塚氏は「藁をもすがる患者とその旦那にとってどちらが名医でどちらが藪医者だったのでしょうか?」と自問自答しながら、「私には今となっても結論は見いだせません」と迷い続ける心中を明かした。

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