「相棒」に批判 テレ朝「次に生かす」

 テレビ朝日の人気刑事ドラマシリーズ「相棒」の「season14」が、10月から放送を開始する。「season13」では水谷豊が演じる杉下右京の3代目相棒で、成宮寛貴が演じた甲斐享が逮捕されるという結末がファンの間で物議を醸した。9日に同局内で行われた改編会見で、西新総合編成局長は「相棒独特の世界がもともとある中での衝撃的なラストシーンだったことは間違いないと思う」と振り返った。

 甲斐は法の裁きを免れた悪人に独自に裁きを加える「ダークナイト」として暗躍していたが、このことが物語の最終回になって発覚。伏線らしきものがシリーズを通じて見当たらなかったことや、主要人物が犯罪者であったという後味の悪さから、ファンを中心に内容について議論が起きた。

 西総合編成局長は前回シリーズのラストについて質問されると、「そうですねえ…。どうなんでしょうねえ…」と少し考え、「相棒独特の世界がもともとある中での衝撃的なラストシーンだったことは間違いないと思う」と返答。今シーズンに向けて、「本当、いろいろな視聴者の方から、本当にたくさんのご意見があった。それを受け止めて、次の作品に生かしていくということですね。難しいですね」と語り、批判も含めた反響が多かったことをうかがわせた。

 「season14」では4代目相棒に反町隆史が演じる法務省のキャリア官僚・冠城亘(かぶらぎ・わたる)を迎えることがすでに発表されている。前回シリーズのラストで右京は甲斐に対する監督責任を問われ無期限の停職処分を受けており、冠城とどう出会い、どう相棒になっていくか、というところからドラマは再開する。

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