京都「吉例顔見世」愛之助が最多5演目

 江戸時代から続く京都の師走風物詩で、今年で114回目を迎える京都・南座「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(初日、11月30日)の製作発表が5日、大阪市内で行われた。

 東西の人気役者が顔を揃える伝統公演は、昼の部、夜の部で計8演目が上演され、歌舞伎俳優・片岡愛之助(43)が出演俳優中最多の5演目に出演することになった。愛之助は、夜の部で市川海老蔵(37)が武蔵坊弁慶に扮する「勧進帳」での富樫左衛門役をはじめ、「碁盤太平記」「河庄」「土蜘」、幹部俳優による「口上」に出演する。

 プライベートでは女優・藤原紀香(44)との交際で注目を集める愛之助。会見で松竹の安孫子正副社長は、同公演が四代目中村鴈治郎襲名披露として行われるため、愛之助から「鴈治郎さんの襲名披露ですので、どんな役でも出させていただきたい」との申し出があったことを披露。「我々が配役相談するうえでも、関西を代表して引っ張ってくれている、愛之助さんに出てもらいたいというのはあります。声がかかれば、先輩の胸を借りてやるという気持ちを常に持ってくれています」と説明した。

 また同副社長は、市川海老蔵は12月は、京都・太秦の撮影所で松竹のテレビ関連の仕事が入っていることを説明したうえで、海老蔵が鴈治郎襲名披露への出演を希望しているためにタイトなスケジュールを調整し、昼はテレビ収録、夜に歌舞伎の“連日ハシゴ出演”を行うことを明かした。

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