池上彰氏 膨大知識集める秘訣明かす

 ジャーナリストの池上彰氏(64)が13日、大阪市内でテレビ大阪の特番「池上彰の世界を知れば大阪が変わるニュースショー」(28日、後6・59)の収録に参加。収録前の会見で、わかりやすいニュース解説でおなじみの池上氏は、膨大な知識を得るためのコツを披露した。

 お笑いコンビ・メッセンジャーの黒田有(45)から「どこで知識を得てるんですか」と問われると、池上氏は「とっかかりは新聞です。毎日、新聞10紙、うち2紙が子ども向けです」と明かした。

 「新聞社の人を前に言うのもなんだけど、わかりにくい記事が出てるでしょ。しめたと思うんです。ここを解説すればいいんだ。分かってなくて書いてることは、みんなに分かんないよね。そこを徹底的に勉強するんです」

 中東問題を解説するためにコーランや、ムハンマドのハディースも読んだことを明かし「そうすればイスラム教徒の発想も分かる」と話した。

 毎日の知識の蓄積があるため、新聞10紙を読むのは「毎朝20分ぐらいで大丈夫です。見出しを追っていけば」と、新情報、新展開だけを頭に追加していくという。

 ただ「私が解説できないことが2つ。スポーツと芸能です」と苦手分野を明かした池上氏。黒田から「矢口真里とか知らないですか?」と問われると「さすがに矢口さんは知ってますけど、今は矢口真里よりウクライナでしょ」と笑顔で語っていた。

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