全編ンゴの句も…オタク川柳投票受付中

 ドメイン運営などをてがけるインターリンク社による「オタク川柳大賞」の投票が12日に始まった。10回目を数える今回の大賞候補には個性的な20句が選ばれた。

 中には「ンゴゴンゴ ンゴゴンゴゴゴ ゴゴゴゴゴ」と、全編「ンゴ」だけで構成された作品もある。「ンゴ」とはもともとは元横浜、中日、楽天のドミンゴ・グスマン投手の名前に由来するとされ、彼が打ち込まれた時に「ドミンゴww」などとやゆされていたものが転じて、失敗した人や団体をあざける時に「-ンゴ」と用いられるようになったという説がある。

 「ンゴ-」だけの川柳はネット用語に偏った作品だが、「壁ドンを やってくれるの ルンバだけ」、「ありのまま? 姿見せるの? 出来るかよ!」といった世相や流行を絡めた句も多い。

 主催するインターリンクは、「近年では流行語をオタク的に取り入れるなど毎年旬な川柳となっています。例えば、昨年実施した第9回の中で目立った『五輪』、『おもてなし』も激減した一方で、『壁ドン』、『ありのまま』、『妖怪』を含む作品が増えました」と分析している。かつては「ネットサーフィン」を含む句が多かったというが、今回は応募総数1万6183句の中にわずか3句だけになった。

 ネットサーフィンがオタク用語ではなく、一般的な言葉なったことを示す事例とも考えられる。インターリンクは「昔ほど『オタク=ネガティブ』のイメージは薄らいできましたが、当社はこれからも『オタク=その道のプロフェッショナル』として応援し続けます」と川柳大賞などを通じてオタク文化の向上や一般化を誓った。

 大賞などの各賞は3月25日に発表される。

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