女子鉄アナ 928分遅れも「夢のよう」

トワイライトエクスプレスの遅延証明書を披露する久野知美=さいたま市の鉄道博物館
「第4回徹旅OF THE YEAR」の授賞式に登場した(右から)久野知美、ダーリンハニーの吉川正洋、ホリプロ・南田裕介マネジャー=さいたま市の鉄道博物館
928分遅れのトワイライトエクスプラスの遅延証明書
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 フリーアナウンサーの久野知美(32)が4日、さいたま市の鉄道博物館で行われた「第4回 鉄旅OF THE YEAR 2014」の授賞式で司会を務め、乗車していた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の遅延証明書を披露した。札幌発の同列車は青森県内の大雪で約12時間立ち往生。終点の大阪には“928分遅れ”で到着したが、鉄道大好き女子の久野は「夢のような陸の旅でした」と満面の笑みで振り返った。

 トワイライトは1日午後2時すぎに札幌駅を発車。順調に走行すれば2日の昼すぎには大阪駅に到着するはずだった。しかし、青森県内の大雪で同列車は1日の午後11時すぎに立ち往生。除雪が終わり、列車が動き出したのは2日の昼前で、やっと久野が大阪駅ホームに降り立ったのは3日の4時20分だった。

 実に928分という記録的な遅れ。久野は「朝になって起きたんですけど、『あれ、風景が変わってないぞ』と思って。朝5時ごろだったので、新潟あたりを走っていると思ったんですけど、GPSを見たら動いていないとが分かりました。列車のスタッフに聞いたら『そういうことだ』と言われて」と振り返った。

 車内には久野を含め130人の乗客がいたが「皆さん、ピリピリはしていませんでしたよ。秋田で降りられた方もいらっしゃいましたが、大阪まで70人ぐらい乗られてました」という。久野はサロンカーで他の乗客と話をしたり、絶好の機会を逃すまいと、車内をくまなく撮影したりしたという。

 JRの規定では、特急列車が2時間以上遅れた場合、特急券は払い戻しとなるが、久野は「こんなすごいものは払い戻さないで、記念に持っておきます」とキッパリ。ちなみに札幌へは1日にLCCで飛び、わずか3時間待ちで列車に飛び乗った。大阪に到着後も仕事の都合で新幹線で東京にとんぼ返りしたというからすごい。

 久野のマネジャーは鉄道大好きでテレビにもたびたび登場しているホリプロ・南田裕介氏で「状況は把握していました。帰って来られるとは思っていましたが、新潟下車、富山下車などいろんなパターンは想定していました」と、さすがのコンビぶりも見せつけていた。

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