宮川大輔 ゾンビ役にノリノリ

 お笑いタレントの宮川大輔(42)が、映画「Zアイランド」(来年春公開)でゾンビ役で出演していることが15日、分かった。実は怖い映画が大の苦手という宮川だが、最初に登場する“つかみ”のゾンビ役とあって「やり過ぎるくらいの方がいい」とノリノリ。「キシャーッ」と奇声を発しながら大暴れし、主演の哀川翔(53)に負けないインパクトを作品に与えている。

 怖いものに対しては、誰よりも“ビビリ”な宮川。当然、ゾンビになるのも初めての体験だった。いざメークを施された自身を見たときはなぜか爆笑。周囲のスタッフも爆笑だった。

 宮川本人も不思議と現場ではゾンビに対する恐怖感は無かった。「血(のり)がバーッと出てくると、これではまだ足りんなってなってくるんです。乗ってくるんですよ。後半は『キシャーッ』に命かけてましたよね」と“生き生きと”死体を演じた。

 ただ、動きについては品川ヒロシ監督(42)から「すべてゴリラ(の動き)です」とたしなめられる一幕もあった。品川監督・俳優宮川のコンビは「ドロップ」(2009年)、「漫才ギャング」(11年)に続いて3作目だが、2人そろうと、ついお笑いの本能が働いてしまうようだ。

 これまでに特殊メークの経験はあったが、ハリウッドでも使うコンタクトレンズを着用するなど超本格的なゾンビメークに「すごいな」の一言だった。逃亡中のやくざという役柄のため、顔とは別に体に入れ墨メークを施し、全部で3時間ほどかけてキャラクターを作り上げた。この時間が一番の苦痛だったそうで、「入れ墨を描くときに、こそばくて寝られないのがつらかったですね」と苦笑いだった。

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