美女DJポリス配置も渋谷は無法地帯に

拡声器で呼びかける美女DJポリス=東京・渋谷
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 サッカーW杯日本代表の初戦コートジボワール戦が行われた15日、試合が終了する10分ほど前から東京・渋谷のスクランブル交差点は、厳戒態勢となった。

 800人が動員された警察官が歩道に人の壁を作り、斜め横断を禁止。昨年6月のW杯最終予選オーストラリア戦の時に名スピーチで混乱を回避した“初代DJポリス”は不在だったが、5カ所で拡声器を持った警官が声をからした。

 うち3カ所には女性の“美女DJポリス”を配備。2代目たちは「サポーターの方々、まわりの迷惑になる行為はやめてください」などと呼びかけたが、試合終了から20分ほどたった12時10分ごろには、交差点内は無法地帯と化した。

 パブリックビューイングから出てきたと見られるユニホーム姿の人々が、信号が青になるたびにハイタッチを繰り返し、ニッポンコールを絶叫。赤ら顔のサポーターが美女DJポリスに「スピーチが業務的!もっと自分の心を出しなさい!」と絡むなど、国民的イベントの度に繰り返される騒ぎは、午後2時過ぎまで続いた。

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