「徹子の部屋」がバイキングの好敵手に
1976年にスタートしたテレビ朝日系の長寿番組「徹子の部屋」(月~金曜、正午)が1日、従来の午後2時開始から時間帯を移し、「笑っていいとも!」の後を受けたフジテレビ系「バイキング」(月~金曜、前11・55)のライバルとして最初の放送を迎えた。
冒頭、司会の黒柳徹子(80)は「お聞きになりましたか。正午の時報でした。徹子の部屋は今日から正午からの放送ということになりました」と引っ越しを伝えた。
「お昼に皆さんとお会いできることになって第1回のお客さんです」と迎え入れたのは俳優の水谷豊(61)。ハグと頬へのキスを交わし「ハグ仲間です」と紹介した。
水谷は黒柳に「お引っ越し祝いです」とお土産を3つ持参した。花びらをあしらった帽子とマカロンと、「午年に黒柳さんが引っ越したのを覚えておいてもらおうと」と馬の置物。
トークでは、子どものとき相撲取りになりたかったという水谷に土俵入りしてくれと無茶振りするなど、時間帯が変わっても相変わらずの徹子ペースだった。
黒柳は先月28日にフジテレビ系「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに出演した際、タモリに「私は今度、勝負をかけます」と真っ向挑戦状をたたきつけた。
もっとも半分は冗談で、「ごめんなさいね。あなたがいらっしゃらないからというわけじゃないんだけど、いかにもそうみたいでしょ。いろいろ局の都合で…」とトーンダウンさせた。
「笑っていいとも!」の終了の話題になると、黒柳は「徹子の部屋」について「みんなで50年はやりたいって言ってるの」とタモリを驚かせていた。
「バイキング」と「徹子の部屋」と、新たな視聴率戦争の行方が注目される。