上沼恵美子 復帰のラジオで涙

 急性A型肝炎を発症して先月15日から大阪府内の病院に入院していたタレントの上沼恵美子(58)が、3日、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」に生出演し、仕事復帰した。家族や周囲に感謝の言葉を述べ、生放送中に珍しく涙に声を詰まらせた。

 上沼は番組冒頭「帰って参りました!」と元気な声でリスナーにあいさつ。回復したことを印象づけた。入院前に関西テレビのレギュラー番組「快傑 えみちゃんねる」(金曜 後7・00~)を2本収録したそうで、1本目を先週見たという。

 上沼は「ゲストの話を聞くのが精一杯っていう顔をしていた。入院する1週間前からずーっと、しんどかったんです」と病気を患っていた当時を振り返った。肝炎とは思わず風邪と思っていたという。病院に行ってレントゲンと血液検査を受けたところ数日後に電話があり、すぐ入院するように告げられ、「緊急入院でした」と上沼は振り返った。

 入院期間は13日間だったそうで、夫(67)が毎日、見舞いに来てくれたという。「お茶を飲んで20分ほどちょっとしゃべるだけなんですけど、どうってことないんですけど本当に助かりました。主人というのはこのためにおるんかと。このため言うのもなんやけど」など笑いをまぜながら話し、夫と息子2人に助けられたことを感謝した。

 息子は2人とも30代で「男の子なんで何を話すわけでもない。でも、言葉じゃなくって視線をそそいでくれた。病室で3人であたたかい空気を作ってくれた」と話し始めると珍しく涙声に。

 「お産の時は痛い思いをしたし、学校の成績も悪かったし、心配ばっかりさせれたけど…」と鼻をすすり、「病室のあの、あたたかい雰囲気を作ってくれるために育ててきたのかと思うと…。子供たちも感じてくれたと思う。お母さんはいつまでも強いわけじゃない。豪快だったけど、年を取って弱くなってきたんだと。何かを思って病室を去ってくれたんだと思う」と感極まって声をゆがめた。

 「(そういう意味では)病気も悪くないと思いました。健康があってこそです。支えてくれた皆さんのためにも、また頑張りたい」と仕事に復帰できたことを改めて周囲に感謝していた。

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