４月６日に松竹芸能とのマネジメント契約を解除されて以来、独立した形で芸能界復帰を目指しているお笑い芸人の中島知子が、その厳しさをかみ締めている。

　７、８日の公式ブログでそんな内心を打ち明けている。

　きっかけは田原俊彦が６日、映画関連イベントに出席した際に、かつてジャニーズ事務所から独立した時の苦労話を打ち明けた記事を見たことから。

　田原は「僕の場合、諦めていたら、巨大組織を辞めた時に完全に消されて、今は木っ端みじんになって『ああ、いたなあ』って立場になりかねなかった」等と述懐した。

　中島は７日の書き込みで「昨日、田原俊彦さんの『あきらめてたら消えてた』というイベントでのトークを記事で見て、そっか自分もあきらめないで行こうと強くあらためて思いましたえ。独立っていろいろありますかな、やはり？！…大スターと比べてもあれどすけど」と、普段通り京都弁に紛らせてユーモラスなタッチながら、頼りなげな雰囲気も。

　８日朝には「芸能界」というタイトルで「独立した都合もあって、最近あまりテレビに出てない私どすが、結局、芸能人は、無視されたらおしまいと思う今日この頃どす」と書き込み、自分の置かれた状況を真剣に見詰めている様子がうかがえた。

　中島は２０１１年４月からテレビ等の仕事を相次いでキャンセルし、休養に入った。同年夏ごろから住んでいたマンションの家賃滞納が表面化、その後、ワイドショーの主役となって注目され続けた。

　昨年１２月には芸能界復帰を目指しているという報道が相次いだが、３月末に自ら所属事務所との契約解除を申し入れ、逆に無断でのテレビ出演などを理由に４月６日、事務所の方から契約解除された。

　それからは認知科学者・苫米地英人氏主催のライブに出演したり、東京ＭＸテレビの番組に単発出演したことはあるが、目立った芸能活動の実績はない。