俳優の田島優成が、２１日に出演予定だった舞台「効率学のススメ」の会場である東京・新国立劇場に姿を見せず、公演中止となった騒動で２３日、都内で謝罪会見を行った。

　役柄のため金髪スタイルの田島は、目を潤ませながら経緯を報告。午後１時開演だったのを同７時と勘違いし、開演時間には熟睡していたといい、「私個人の不注意が原因でございます。当日劇場にお越しいただいた皆さま、スタッフ、関係者、共演者の皆さま、かかわっているすべての皆さまに、取り返しのつかないことをしてしまったと、深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

　当日は田島の携帯電話の充電が切れていたため、スタッフは連絡がつかず、午後０時４５分ごろに、安否確認のため自宅を訪ねてきたスタッフにも気付くことはなく、寝続けていたという。公演は開演予定時間直後の、同１時５分に中止が決定。田島が目を覚ましたのは、同２時前だったという。

　その後、あわてて劇場を訪れた田島は、まだ会場に残っていた豊原功補ら一部共演者に謝罪。叱責ではなく「残りの公演を一緒に頑張ろう」などと、励ましの言葉をかけられたことを明かし、「社会人として人間として俳優として、どのように責任を取るべきか、考え続ける所存です」と大きな過ちを犯した自らに、言い聞かせていた。