勘九郎、勘三郎さん遺骨を新歌舞伎座へ
きょう27日の正午から、葬儀が営まれる歌舞伎俳優・中村勘三郎さんの遺骨は、葬儀を前に長男の中村勘九郎と次男・七之助らの手によって来年4月に再開業する東京・東銀座の歌舞伎座を訪れた。
遺骨を抱いた勘九郎、位牌を抱いた七之助、好江夫人、勘九郎の妻で女優・前田愛が到着すると、建設中の場内では建設関係者、舞台スタッフら150人が迎えた。勘九郎らは足場が組まれた状態のロビーを通り、資材などが積まれ床面も建設途中である客席の後方から、勘三郎さんの魂とともに完成しつつある舞台を眺めた。
劇場前には、一般ファンも約200人が集まり「十八代目!」、「日本一!」などのかけ声が飛んだ。ファンの見送りに、勘九郎らは深く会釈し、葬儀会場の築地本願寺へ向かった。
