１６日の衆院選で自民党が３年３カ月ぶりに民主党から政権を奪還し、安倍晋三総裁が総理の座に返り咲くことになったが、電子書籍販売サイト「ｅＢｏｏｋＪａｐａｎ（イーブックジャパン）」（本社・東京都千代田区）では、衆院選を前に、ユーザーに対して「首相になってほしいマンガのキャラクター」を実施。１７日、調査結果が発表され、１位は断トツで「島耕作」だったことが分かった。

　調査は選挙権を有する２０歳以上のイーブックジャパン会員を対象に１１月２２日から２９日までの１週間実施された。有効回答は６６４人。

　１位は「島耕作」シリーズの主人公・島耕作で、２位に大差をつけての圧勝となった。２位は「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」の主人公で、モンキー・Ｄ・ルフィ。３位は同率で「沈黙の艦隊」の主人公・海江田四郎と、「サラリーマン金太郎」シリーズの主人公・島金太郎が並んだ。上位には強いリーダーシップをとれるキャラクターや、閉塞感を打破してほしいとの思いから、既存の枠にとらわれない考え方や行動ができるキャラクターが票を獲得したようだ。

　１位の「島耕作」に投票した人からは「外交も得意とし、何よりブレ無い点が日本の政治屋さんと異なる」（３０代・男性）、「島耕作のように日本国内だけでなく、世界の状況を見て判断し、国策を実施できる人が必要だから」（５０代・男性）、「圧倒的なリーダーシップ」（４０代・女性）などの意見があった。

　なお島耕作は、山口県岩国市出身、早稲田大学法学部卒というプロフィールになっている。