真央は7位 フリーで魂の演技
「フィギュアスケート世界選手権・女子フリー」(2日、米ボストン)
2年ぶりの出場となったSP9位の浅田真央(25)=中京大=は、渾身の演技でフリー134・43点をマークし、総得点200・30点の今季ベストで7位。女子の来年の世界選手権出場枠3枠獲得に貢献した。
左ひざに不安を抱える中、真央が魂の舞を見せた。冒頭のトリプルアクセル、連続3回転ジャンプを意地で着氷させると、一気に波にのった。わずかなミスはあったものの、フリー「蝶々夫人」の世界をしっとりと表現。両手を広げたフィニッシュポーズの後、目を閉じるとそのまま天を仰ぎ、体を起こすとギュッと両拳を握った。
キス&クライでは佐藤コーチに「滑れただけでよかった」とこぼし、安堵の表情。得点を見届けると、両手でサムズアップし、喜びを表現した。