世界記録保持者の鈴木雄介、五輪消滅

 日本陸上競技連盟は16日、リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねる全日本競歩能美(20日・能美)にエントリーしていた男子20キロ競歩世界記録保持者の鈴木雄介(28)=富士通=が欠場することを発表した。股関節痛による強化の遅れのため。

 鈴木は昨年の同大会で世界新記録を樹立。しかし、その後、恥骨炎を発症し、金メダル候補として臨んだ昨夏の世界選手権(北京)は途中棄権に終わった。その後も負傷が長引き、2月に日本選手権(神戸)の欠場を発表した際に、リオ五輪断念を表明。当初は全日本能美のエントリーも見送る予定だったが、地元大会への本人の意向もあり、エントリーしていた。

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