全柔連、帝京科学大の暴行で処分 前部長と学生を
柔道部で部内暴力が発覚した帝京科学大(東京都足立区)について全日本柔道連盟は3日、東京都内で開いた懲戒委員会で乙黒靖雄前部長に1年間の活動禁止処分、学生6人に3カ月~1年の登録停止処分を決めた。
2013年に発覚した日本女子代表での暴力指導問題以後、全柔連は暴力根絶に取り組んできた。再び明るみに出た問題に、全柔連の近石康宏専務理事は「非常に深刻な事態」と話した。
全柔連によると、乙黒部長(当時)は昨年11月に4年生部員を集め、態度が良くないとして2年生男子部員を名指しして「厳しく指導しろ」と指示。その後、3人の4年生が顔を殴るなどした。