大相撲・宇良が3連勝、勝ち越しへ王手

篠原(左)を足取りで下す宇良=福岡国際センター(撮影・保田叔久)
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 関学大から初めて大相撲界に入り、5月の夏場所から3場所連続で勝ち越している幕下西54枚目の宇良(木瀬部屋)が九州場所5日目の12日、篠原(阿武松部屋)を足取りで破って3連勝。4場所連続の勝ち越しへリーチをかけた。

 まさにアクロバット力士の本領発揮だ。宇良は立ち合いで低く潜って左を深く差すと、すかさず右手で相手の右足を取って、もたれ込むように刈り倒した。スピーディーな決まり手に博多のファンも大喜び。「たまたまああいう形になりましたけど、体が勝手に反応して動いてくれています。ギリギリで勝つよりは、自分の技が出せていると思う」と順調に白星を3つ並べて手応えを口にした。

 今場所から幕下に上がったことで取組の時間が午後になり、朝稽古のあとも慌てないで準備の時間をじっくり取れるようになった。マイペースで相撲に集中できるようになって、ますます変幻自在の取り口に磨きがかかってきた。「あとひとつ勝てば勝ち越しなので頑張ります」。さらに波に乗ってきただけに、中盤戦以降もファンを喜ばせてくれそうだ。

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