“怪物”サニブラウン 都内で公開練習
陸上男子の世界ユース五輪100、200メートル金メダリストで、ガーナ人の父を持つサニブラウン・アブデル・ハキーム(16)=城西大城西高=が25日、都内で練習を公開した。同大会の200メートルでは20秒34で優勝し、03年のウサイン・ボルトの持っていた20秒40の大会記録を更新。8月の世界選手権(中国、北京)の代表入りが確実となった。
22日に帰国し、この日から練習再開。29日からは高校総体(和歌山)を控えており、チームメートたちと軽めに汗を流した。「日本は暑くてバテてます。湿度が上がって、汗が止まらなくて、夏バテ気味」と、苦笑い。2日間の休みでは「『太鼓の達人』をやってました」。それでも世界ユースで大きな自信を手にした16歳は「大きな自信になった。日本のトップで戦えると思うし、これからシニアと戦う上で余裕も持っていける」と、力強く話した。
今後の目標を問われると「ユース(17歳以下)のボルトは抜けた。次はジュニア(19歳以下)のボルトを抜きたい」と、一世代上の“ボルト超え”に照準を定めた。
