錦織 ワウリンカV逸で4位浮上
全仏オープンテニス後に更新されるATP(男子プロテニス協会)ツアーランキングで、現在5位の錦織圭(25)=日清食品=は、決勝に進出したスタン・ワウリンカ(スイス)が優勝を逃した場合は4位に浮上、優勝した場合は5位にとどまる。
テニスのランキングは過去1年間の獲得ポイントで算出される。現在のポイントから昨年の全仏で獲得したポイントを引き、今年得たポイントを加えたものが、更新後のポイントになる。
昨年1回戦敗退(10ポイント)の錦織は今年は準々決勝敗退(360ポイント)だったため350ポイント増の5570ポイントになる。これにより、トマーシュ・ベルディハ(チェコ)を上回ることが確定。現在9位のワウリンカが優勝すると、ポイントを5835まで伸ばし錦織を上回る。
昨年まで全仏オープンを5連覇していたラファエル・ナダル(スペイン)は準々決勝で敗退したため、一気に4570から1640ポイントを失い(優勝が2000ポイントのため)、2930ポイントとなる。ランキングは7位から10位に後退する。ナダルの2桁順位は05年4月18日更新の11位以来、約10年ぶり。