【一問一答】北島康介「力不足」
「競泳日本選手権・第2日」(8日、辰巳国際水泳場)
男子100メートル平泳ぎに出場した、アテネ、北京五輪で2大会連続2冠の北島康介(32)=日本コカ・コーラ=は1分0秒18で3位となり、代表復帰はならなかった。進退については「これから考えたい」と話し、現役を退く可能性も示唆した。以下は競技後の北島の一問一答。
-レースは楽しめた。
「もちろん。緊張感の中で、まだまだチャレンジできて幸せ」
-ゴールした瞬間は。
「正直、1分かかったなと思った。『59秒台』であってくれと思ったけど、力不足と認めるしかない」
-あと0秒14だった。
「予選(1分0秒62)、準決勝(1分0秒31)、決勝とタイムを上げてこられた。そこだけ見ればベストスイムだったと思いたい。ただ、(2位・立石の)1分0秒04は出せたとは思う」
-前半は抑えてしまった。
「後半2人が強いから意識してしまったかな。85メートルまでは今までにないくらい冷静だった」
-今大会はどうだった。
「桜のように散りましたね。来年?咲かせたい気持ちはあるけど」
-進退については。
「終わったばかりでまだわからない。日がたてば考えも変わると思う。家族とも話し合って考えたい」