都立城東 強豪・関東第一と引き分け
「高校野球春季東京大会・準々決勝、関東第一4-4城東」(17日、神宮第二球場)
都立校の城東が、今春センバツ出場の関東第一と互角の戦いを演じた。2度のリードを奪う展開で地力の高さを見せ、九回終了後に悪天候のため引き分け再試合となった。
プロ注目右腕の関根智輝投手(3年)が投打に奮闘。最速143キロを計測した直球は球威十分で、9安打を浴びながら4失点で完投。二回には、今大会4本塁打目となる先制の左越えソロを放った。
六回に2点を勝ち越し、勝利も見え始めた七回に2ランを被弾。「気負いがあって、途中でストライクが入らなくなった。相手がセンバツ出場校という意識があった」と振り返った。金星はつかみ損ねたものの、18日の再試合に向けて「投げる準備はしておきたい」と気合を入れ直した“都立の快腕”。4球団のスカウト陣の前で、堂々のプレーを披露した。