巨人 また野球賭博…高木京介が関与

巨人・高木の野球賭博が発覚し謝罪する久保博球団社長(左)と森田清司執行役員総務本部長コンプライアンス担当=都内の読売新聞本社
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 巨人は8日夜、東京都内の読売新聞本社で会見を開き、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していたことを明らかにした。元オーナーの渡辺恒雄最高顧問(89)、白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長が辞任することも発表した。

 巨人の久保博球団社長が会見し、「野球賭博に関与した疑いが本日新たに明らかになりました。コミッショナーに告発することになりました。痛恨の極みです」と頭を下げた。

 巨人の発表によると、高木京は2014年シーズン、昨年賭博行為で無期失格処分となった笠原将生元投手(25)から誘われて8、9試合賭けて50~60万円負けた。どの試合に賭けたかは覚えていないという。球団は8日付けで高木京を謹慎処分とした。

 巨人は昨年10月5日、福田聡志投手(32)が野球賭博行為を行っていたことを発表。同月21日には、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーから委嘱された調査委員会が、笠原将生投手(25)、松本竜也投手(22)も野球賭博を行っていたことを明らかにしていた。3選手は無期失格となり、NPBは巨人に1000万円の制裁金を科す裁定を下した。

 野球賭博で選手が処分されたのは、1969年の「黒い霧事件」以来。球界に衝撃が走った。巨人は3選手の契約を解除し、原沢敦球団代表が辞任した。

 久保社長は「チームに溜まっていた膿を完全に出し切れていなかった。信頼回復に向け、心血を注いでいく」と話した。八百長への関与については「高木(京)の賭博に関して巨人軍の試合での八百長は確認されていないが、決して許されるものではない」と話した。

 高木京は星稜高から国学院大を経て2011年度ドラフト4位で巨人に入団した左腕。リリーフとして4シーズンで通算139試合に登板し、6勝0敗1セーブ、防御率3・03の成績をマークした。

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