巨人3軍がBCリーグと交流戦
巨人は28日、新設した3軍の強化策の一環として、ルートインBCリーグと交流戦を実施すると発表した。勝敗はBCリーグの公式戦に組み込まれ、巨人は8球団と各6試合ずつ計48試合を戦う。
移動手段は主に長距離バスを使用。4月下旬に予定されている北陸遠征では移動総距離は900キロにも及ぶ。3軍はBCリーグとの交流戦以外にも社会人チームなどと年間90試合程度の試合が組まれる予定で、選手にとっては厳しい環境下での“武者修行”となる。東京ドームで会見した巨人・堤辰佳GMは「2軍、3軍を少数精鋭で鍛え、若手の試合出場をより多くしたい。2軍と3軍の入れ替えも頻繁に行って、闘争心をもっと植えつけて、たくさん試合を組むことで実戦経験を積んでほしい」と述べた。
グラウンド上の交流だけでなく、野球振興を目的にBCリーグの地域活動やイベントにも積極的に協力していくという。堤GMは「技術を磨くのはもちろん、試合の合間に各地域で野球振興などのイベントにも協力し、社会貢献の習慣を身につけてほしい」と、思いを語った。
会見に同席したBCリーグの村山哲二代表は「BCリーグの選手は全員、NPBのユニホームを着て1軍で活躍することが目標として集まっている。NPBの球団と戦う時、選手には『リスペクトしながら徹底的に相手をたたき、抑えて、相手のユニホームを脱がせて自分で着るくらいの気合でやれ』と言っています。それを48ゲームという素晴らしい数で実現できる。読売巨人軍に感謝したい」と話した。