明大・菅野、通算28二塁打の新記録
「東京六大学野球、法大2-1明大」(26日・神宮)
明大・菅野剛士外野手(4年・東海大相模)が、リーグ通算最多二塁打記録を更新した。二回無死から、右中間を破る通算28本目の二塁打を放ち、慶大・高木大成(元西武)と並んでいた記録を塗り替えた。
広角に打ち分ける打撃が光る左のスラッガー。171センチ、75キロの体格ながら4番に座る。プロ志望届を提出したものの、22日のドラフト会議では無念の指名漏れ。悔しさを胸に、90周年を迎えたリーグの歴史に名を刻んだ。
しかし、チームの勝利にはつながらず。自力優勝も消滅し「自分の名前が刻まれるのはうれしいけど、勝って決めたいというのがあった。何か心残りがある」と、複雑な表情だった。