清宮が今大会初の甲子園で復活2安打

 「U-18W杯・スーパーラウンド、日本12-0韓国」(4日、甲子園)

 日本が韓国を圧倒。清宮幸太郎内野手(早実1年)は2安打を放ち、七回コールドの大勝に貢献した。

 5点リードの五回無死一、二塁から外角低めの144キロ直球を中前に鮮やかに運んだ。韓国プロ野球・サムスンから1次指名された右腕・崔忠然が投じた難しいボールを捉える一打に「いいピッチャーだったけど、集中して打席に臨めたのではないかな」と自賛。9打席ぶりに快音を響かせると、六回にも遊撃内野安打を放った。

 左膝違和感のため、チェコ戦で途中交代し、メキシコ戦を欠場。3日のカナダ戦でスタメン復帰したものの、この日試合前までは15打数2安打だった。

 そんな苦境で戻ってきたのが、8月に大暴れした甲子園。聖地でのプレーは特別だったようで「楽しいです。甲子園の独特な雰囲気が、自分を戻してくれる。見えない力を自分に貸してくれる」と、復調につなげた。4番に当たりが出始めたことは、決勝進出を決めた日本にとっても好材料だ。

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