佐藤世 6安打完封で26年ぶり決勝へ

仙台育英-早実 7回、早実・山田淳平の投ゴロをさばき、一塁へ送球する仙台育英・佐藤世那=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「高校野球・準決勝、仙台育英7-0早実」(19日、甲子園)

 仙台育英(宮城)がエース・佐藤世那投手(3年)が清宮幸太郎内野手(1年)を擁する早実(西東京)打線を6安打で完封し、チームの26年ぶりとなる決勝進出に貢献した。

 佐藤世は140キロ前後の直球に、得意のフォークを織り交ぜ早実打線に連打を許さなかった。最大のピンチは三回、2本の内野安打と四球で2死満塁としたが、4番・加藤の打席で好けん制球で二塁走者をアウトにし、得点を与えなかった。

 強打が売りの早実に対しては佐藤世自身も「点数は取られるかなと思っていた」と語る“予想外”の快投となった。清宮との対戦については、「フォークが頭にあったと思うので、自分としては遅いカウントで勝負しようかと思ったんですけど、早いカウントから打ってきてくれて助かりました」と振り返った。清宮は3打数1安打で打点はなかった。

 試合の流れを大きく引き寄せた三回のけん制球については、「あれはめったに使わない。一発けん制というか」と秘密兵器だったことを明かした。

 一方、敗れた清宮は「フォークと真っすぐの組み合わせが良かった。ここまで勝ち上がってくるだけあって、球速以上のキレや伸びがあった」と脱帽。「ああいうピッチャーを倒していかないと、全国制覇なんてできないと今日、痛感しました。もっともっと成長したい」と雪辱を誓った。

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