早実・清宮 2打席連続二塁打で3打点

7回府中西1死満塁、併殺打でコールド勝ちし、飛び上がってガッツポーズの早実・清宮幸太郎(右)=八王子市民球場(撮影・西岡正)
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 「高校野球・西東京大会4回戦、早実12-5府中西」(19日、八王子市民)

 早実のスーパールーキー、清宮幸太郎内野手(1年)は「3番・一塁」で先発出場し、3打数2安打3打点で、七回コールド勝ちに貢献した。この日の打撃成績は第1打席が左中間への適時二塁打、第2打席は左線への2点適時二塁打、第3打席は右飛、第4打席は四球だった。

 前日は3打数1安打1打点で、安打は遊撃後方に落ちる“ポテンヒット”だった。この日はセンターから左方向に2本鋭い打球を飛ばし、「昨日、ぶざまなバッティングをしてしまって、今日はやってやるという気持ちが強かったです。やっと1本出たなと(いう気持ちです)満足ではないですけど」と安心した様子だった。

 先制点は自身のバットから生まれた。初回、1死二塁。初球を左翼左へのファウルとした後の2球目、内角甘めの直球をたたいて左中間へ運んだ。二回の第2打席では、無死一、三塁で1ボール2ストライクからの4球目、外角の直球を左翼線へ流し打った。2打席連続二塁打で、さらに2打点を稼いだ。

 チームを勢いづける先制点を「本当にでかいです」と喜んだ。逆方向にいい打球が飛ぶのは好調の証しだといい、「こう言ってはなんですが、自分の方が相手ピッチャーより上だという気持ちを持って、来た球を打っただけです」ときっぱり。メンタル面の強さを発揮した2安打だった。

 前日が夏の初安打と初打点、この日に初長打を記録し、初本塁打の期待もかかる。「ヒットの延長がホームランになればいいなと思います。ここぞでチームとしてつなぐのも大事だと思う」とチーム優先とした上で、「ホームランも狙える場面では狙っていければ」と力強く語った。

 ただ守備では、ぼてぼてのゴロに突進したがはじいてしまうタイムリーエラーも犯した。2戦連続の失策となったが、和泉監督は「(清宮は)決して球さばきは下手な子ではない。こういう(注目される)雰囲気なんで、それを感じているんだと思いますよ」と温かく見守る考え。打撃については「上からしっかりたたいた時に打球は飛ぶ。今日は突っ込んでなかった」と改善を喜んだ。

 【清宮・今夏の全打席】(打撃結果後ろの数字は打点)

 ▽3回戦 東大和南 3-1(1打点)四球、四球、二直、投ゴ、遊安(1)

 ▽4回戦 府中西  3-2(3打点)左中2(1)、左線2(2)、右飛、四球

(1回戦、2回戦はシード)

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