巨人代走・鈴木が黒田に無言の重圧

 「巨人2-1広島」(30日、東京ド)

 巨人・鈴木が代走で勝利に貢献した。1点を追う九回、先頭の長野が右前打で出塁すると、出番が巡ってきた。切り札の登場に、広島・黒田は執拗(しつよう)にけん制。結局、動く場面はなかったが、試合後の鈴木は「(黒田が)僕に対して、かなりエネルギーを使っていた。僕ににらみをきかせてきたので、僕もにらみをきかせました。そういうところが僕の役割でもあるので」と解説。一塁走者として重圧をかけ続け、坂本と阿部の連打を呼び込んだ。

 阿部の同点打の後、サヨナラ犠飛を放った亀井は「チョーさん(長野)が出塁し、尚広さんが出て雰囲気が変わり、ベンチがイケイケになった。今日の勝ちはでかいですね」と、チーム一丸の勝利を喜んでいた。

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