県岐阜商・高橋 スカウトの前で始動

 今春のセンバツ出場が確実な県岐阜商・高橋純平投手(2年)が7日、同校グラウンドで始動。阪神、中日、オリックス、日本ハム、楽天と5球団のスカウトが視察する中、本人はセンバツの最速記録更新よりも勝ちにこだわる投球を目指す考えを明かした。

 昨秋に直球が最速152キロを計測したが「藤浪さんが出した153キロがセンバツの最速記録だと聞いて…。自分に余裕があればいいですけど、それよりもチームが勝つことが大事なんで」と力を込めた高橋。現在は主将も務めており、センバツを勝ち抜くことに主眼を置いている。

 今年のテーマも「球速はあまり考えていない。ボールのキレを上げていきたい」。そのためにオフシーズン期間でフォームを改良していることを明かした。下半身は広島・前田健のように膝をクロスさせながら踏み出すイメージ。上半身は「大回りしているので」と腕をコンパクトにたたみながらリリースまで持っていく日本ハム・大谷を意識して取り組んでいる。

 将来的な目標はプロ入り。「できればドラフトに1位でかかって、1年目から1軍のローテで投げられるようになりたい」と力強く宣言した。これからセンバツを通してどんな進化を見せるか-。注目が集まる。

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