大谷翔平 足引きずりながら2年連続100安打 敵投手と交錯し苦悶の表情 チームは完敗

3回、本塁カバーに入った相手投手ゴンザレス(右)と交錯し、左足を踏まれて痛そうな大谷
5回、左前打を放つ大谷
5回、左前打を放つ大谷
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 「マリナーズ6-3エンゼルス」(7日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「2番・指名打者」で出場し、五回に左前打を放って2年連続100安打到達。三回の打席に入る前にマリナーズの投手と交錯し、左足を踏まれるアクシデントに見舞われながらもフル出場し、4打数1安打。打率を・253とした。チームは2日にトレードで移籍してきた左腕デビッドソンが初めて先発したが、三回に満塁弾を浴びるなどして完敗した。

 前日はダブルヘッダー2試合にフル出場して、計7打数無安打1四球、1犠飛。見せ場をつくることができなかった大谷は左腕ゴンザレスに対し、初回の打席はファウルの後の2球目、外角カットボールを打って二ゴロだった。

 想定外のアクシデントは三回だ1死二塁の場面で前を打つウォードの左前打で二走ゴセリンが本塁突入を試みる。次打者の大谷は走者に本塁返球のコースや滑り込むタイミングを知らせるためにホームベースへ近づくと、ベースカバーに入ろうとしたゴンザレスと交錯した。

 2人とも打球の行方に集中していたため、お互いの近さに気付かない。ゴンザレスは右足で大谷の左足甲を踏むようにしてその場で転倒。大谷は激痛からか、顔をゆがめてその場で何度も飛び跳ねた。患部の状況を確認するため、エンゼルスのベンチからネビン監督代行、フロスタッド・ヘッドトレーナー、水原通訳から飛び出す。試合は一時中断した。大谷はプレーを継続したがカウント1-2から外角低めのカットボールに空振り三振。体重をかけると痛みが生じるためか、左足を引きずるようにしてベンチに戻った。

 意地の一打は2-5の五回2死だ。カウント2-2からゴンザレスが投げた外角低めのボールになるカットボールにバットを伸ばして左前へ運んだ。内野陣がシフトを敷いてがら空きになった三塁側へのゴロ。全力疾走には程遠いスピードで左足を引きずるようにして一塁に達した。

 2年連続、3度目のシーズン100安打。106試合455打席目での到達は、19年の92試合367打席、21年の101試合406打席に次ぐスピードだった。

 3点ビハインドの七回2死の打席は右腕ムニョスに二ゴロ。初球の外角低めスライダーを空振りした後、外寄りスライダーで打ち取られた。前打席同様、歩いてベンチに戻った。

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