大谷 史上6人目の最上階弾!2戦連発33号、自身2番目の飛距離141メートル

 「マリナ-ズ7-3エンゼルス」(9日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)がマリナーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、三回に2戦連発となる33号ソロを放った。右翼席最上段に達する約141メートルの超特大弾。メジャー単独トップで、2位・ゲレロ(ブルージェイズ)と5本差に広げた。球宴前の33本塁打は外国人選手では1998年のサミー・ソーサ(カブス)に並んで最多となった。

 敵地がどよめいた。右翼手が一歩も動かず、その場に立ち尽くす。ベンチの味方は口を開けたまま、頭を抱えた。三回だった。大谷が左腕ゴンザレスの高め143キロシンカーを捉えた。

 打った直後にスタンドインを確信し、ゆっくりと歩き出す。右翼席最上階へ飛び込む飛距離463フィート(約141メートル)の驚弾。本塁打では自身2番目の飛距離だった。

 マリナーズによると、99年に開場した球場で右翼席最上段へ運んだのは6人目。メジャー通算473発のデルガドらとともに、敵地に名を刻んだ大谷はホーム生還後、笑顔で筋肉ポーズを披露した。

 「ただ、驚がくした。信じられない」。そう言ったのは味方先発のカッブだ。データ解析システム「スタットキャスト」が計測した飛距離を「間違っていると思う。500フィート(約152メートル)を超えていたと思う」と言うほど圧巻の弾道だった。

 日本選手シーズン最多本塁打記録を塗り替えた7日のレッドソックス戦に続く2試合連発。米国外の選手による前半戦33本塁打は、98年のソーサに並ぶ史上最多となった。さらに球宴前までに33本塁打&12盗塁を記録したのはメジャー史上、大谷だけだ。

 6月25試合で13発。7月も7試合で5発と量産態勢に拍車がかかる。年間61本ペース。大谷の打棒はとどまるところを知らない。

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